自分の気持ちが分からなくなった経験

「自分の気持ちが分からなくなった」
そんな経験はありませんか？

嬉しいはずなのに、なぜか心が動かない。
嫌なはずなのに、「でも仕方ない」と自分に言い聞かせている。
本当はどうしたいのかと聞かれても、言葉が出てこない。
そんな状態になると、「自分は何を考えているんだろう」「ちゃんと感じられていないのかな」と、不安になることがあります。

私自身も、結婚や転職といった大きな選択の場面で、自分の気持ちが分からなくなった経験があります。
心のどこかでは違和感を覚えているのに、現実的な条件や周囲の期待を考えると、「こちらを選ぶべきだよね」と頭が判断してしまう。
感情と現実がぶつかり合って、どちらの声を聞けばいいのか分からなくなり、気づけば混乱の中にいました。
そのとき感じていたのは、
「決められない苦しさ」よりも、
「自分の本音に触れられないもどかしさ」でした。
自分の気持ちが分からなくなるとき、
それは感受性が鈍っているわけでも、心が弱いわけでもありません。

むしろ、多くの場合は、
・考えなければならないことが多すぎる
・正解を出そうとしすぎている
・感情よりも現実を優先し続けてきた
そんな状態が続いた結果、心の声が小さくなってしまっているのです。

タロットは、そうした心の迷いを無理にまとめようとするものではありません。
「こう感じなさい」「これが正解です」と答えを与えるものでもありません。

カードを通して、今の心の状態や引っかかっているポイントを言葉にし、
選択肢ごとにどんな未来の流れが考えられるのかを整理していきます。
言葉にできなかった気持ちが、カードの象徴を通して少しずつ浮かび上がってくると、
「分からない」と思っていた気持ちの中にも、
確かに自分の感覚があったことに気づく瞬間があります。
それは劇的な答えというよりも、
「これなら納得できそう」
「ここが一番引っかかっていたんだ」
そんな静かな腑に落ちる感覚です。
迷いをクリアにするというのは、
迷いを消すことではありません。
迷いの正体を知り、自分の中で整理すること。
そうすることで、選択に対する不安が和らぎ、
自分の決断に責任と安心感を持てるようになります。
現在、女性限定でタロットセッションを行っています。
対面・オンラインのどちらにも対応していますので、
・自分の気持ちが分からなくなっている
・感情と現実の間で揺れている
・一人で考えると余計に混乱してしまう
そんな方に、安心して心をほどく時間を持っていただけたらと思っています。
自分の気持ちは、なくなったわけではありません。
ただ、少し分かりにくくなっているだけです。
その声に、もう一度耳を澄ます時間を、タロットとともに過ごしてみませんか。